WRC2024/11/26

豊田会長、諦めずに戦ったチームと心から喜びたい

(c)Toyota

 トヨタGAZOOレーシング・ワールドラリーチーム(TGR-WRT)はラリー・ジャパンの最終日にエルフィン・エヴァンスが今季初勝利を飾るとともに、マニュファクチャラー選手権におけるヒョンデとの熾烈な戦いを制して4年連続のタイトルを獲得することになった。

 トヨタはヒョンデに15ポイントのビハインドを持って最終戦を迎えたが、金曜日の朝、セバスチャン・オジエと勝田貴元が相次いでパンクで後退するという厳しいスタートとなっていた。この時点でトヨタのマニュファクチャラータイトルの逆転は困難に見えたが、今度はヒョンデ勢がトラブルに見舞われる。アンドレアス・ミケルセンのクラッシュ、そしてティエリー・ヌーヴィルのターボトラブル、そして極めつけはラリーリーダーのオイット・タナクが最終日にクラッシュしたことだ。

 これで流れをつかんだトヨタは、同ポイントで迎えた最後のパワーステージでオジエがベストタイム、エヴァンスが3番手タイムを奪って土壇場でヒョンデを逆転、わずか3ポイント差でマニュファクチャラー選手権の4連覇を飾った。

 TGR-WRTの豊田章男会長は、諦めずに戦い続けたチームとこのタイトルを心から喜びたいとメッセージを公開した。(以下、メッセージ全文)

「私たちは“負け嫌い”」
この合言葉を口にしながら諦めずに最後まで戦い続けたTOYOTA GAZOO Racing WRTのみんなと、今日は心から喜び合いたいと思います。

ヤリ-マティ、カイ、トム、
エルフィン、スコット、
セブ、ヴァンサン、
貴元、アーロン、
カッレ、ヨンネ、
チームのみんなありがとう!

サミとエンニもおめでとう!

ヒョンデの皆さま、ヌーヴィル選手、ヴィダーハ選手、タイトル獲得おめでとうございます。最終戦、最終日、最終ステージまで皆さんと戦えた2024年のWRCは本当にエキサイティングでした。我々がつくるラリー車の音や匂いを、東アジアの道でファンの皆さまに見てもらえることは、アジアの自動車メーカーの我々にとって大きな意味があることだと思っています。これからも一緒にアジアのモータースポーツを盛り上げていきましょう!来年もいい勝負しましょう!