WRC2024/04/22

豊田会長、負けなし4連勝のチームを賞賛 

(c)Toyota

 TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamは先週末のクロアチア・ラリーで、セバスチャン・オジエ/ヴァンサン・ランデが優勝、エルフィン・エヴァンス/スコット・マーティンが総合2位を獲得し、チームは前戦のサファリ・ラリー・ケニアに続き1-2フィニッシュを飾ることになった。また、勝田貴元/アーロン・ジョンストンは前日よりも順位をひとつ上げ、総合5位でラリーを終えるとともに「スーパーサンデー」を初制覇、チームの選手権にも貢献することになった。

 TGR WRTの豊田章男会長は、天候が読めない難しい週末でチームのメンバーたち全員が最高の結果をもたらすために尽くしたことを称えている。

「セブ、ヴァンサン、優勝おめでとう! チャンピオンシップに向けて大きなポイントを獲得してくれました。エルフィンも悔しい気持ちはあると思いますが、2位獲得で大切なポイントを残してくれました。貴元も最終日の快走でスーパーサンデー・ポイントを稼ぎ、大きくチームに貢献してくれました」

「天気の読めない難しいラリーを走り切ってくれて、みんな、ありがとう。TOYOTA GAZOO Racingはクロアチアでは負けなしの4連勝となります。しかし、決して得意なコースということではないと思います。変わりやすい天気に翻弄されるクロアチアに向け、チームはいつも様々な準備をし、ドライバー達もそれに攻めた走りで応え、勝利を手にしてくれました」

「今回、一番プレッシャーを感じていたのは、チームの気象予報士クリスチャンかもしれません。天気を正確に当てることなんて誰にもできません。それを自身が積み重ねた知識と経験で予想し、チームを動かしていくのは、本当に大変な仕事だと思います。いつもチームへの貢献ありがとう」

「次戦はポルトガルです。昨年、優勝はしていますが、他の2台は走り切れず、悔しい思いをしたラリーです。今年のポルトガルは全車が無事にコースを走り切れるよう、また準備を進めていってもらえればと思います。ヤリ-マティをはじめチームのみんな、よろしく頼みます」