FIAは16日のワールドモータースポーツカウンシル(WMSC)において、2021年のFIAアジア-パシフィック・ラリー選手権(APRC)のカレンダーを承認した。
2020年のAPRCは新型コロナウイルス感染症の流行に伴い、シリーズがキャンセルとなったが、2021年もこれまでと同様にアジア・カップとパシフィック・カップを最低2戦出場したエントラントによって争われるファイナル・ラウンドでAPRCタイトルが決定するという独特なフォーマットで争われる。
アジア・カップは全4 戦。開幕戦は2月4〜7日にスノーイベントとして行われるラリー・オブ・嬬恋。今年は台風の被害によりAPRCカレンダー申請を取り消していたが、これが待望のAPRC初開催となる。3月のサウス・インド・ラリーのあと、ふたたび日本へ戻って9月のラリー北海道、そして10月のラリー・ロンユー・チャイナがアジア・カップ第4戦となる。
パシフィック・カップは、4月のラリー・オタゴで開幕、5月のインターナショナル・ラリー・オブ・ワンガレイとニュージーランドの2戦が行われ、10月のアデレード・ヒルズ・ラリーと11月のコフスハーバー・ラリーのオーストラリアの2戦で構成される。コフスハーバー・ラリーは、APRCファイナル・ラウンドを兼ねて開催される。
■2021年APRCカレンダー
2/4-6 ラリー・オブ・嬬恋(日本)A
3/26-28 サウス・インド・ラリー(インド)A
4/16-18 ラリー・オタゴ(ニュージーランド)P
5/14-16 インターナショナル・ラリー・オブ・ワンガレイ(ニュージーランド)P
10/15-17 アデレード・ヒルズ・ラリー(オーストラリア)P
9/10-12 ラリー北海道(日本)A
10/22-24 ラリー・ロンユー・チャイナ(中国)A
11/20-21 ラリー・コフスハーバー(オーストラリア)P/Final
A=アジア・カップ、P=パシフィック・カップ、Final=ファイナル