WRC2024/08/01

2025年WRCカレンダーが発表、全14戦へ

(c)Toyota

 2025年の世界ラリー選手権(WRC)のカレンダーが公開、伝統のラリー・モンテカルロで開幕したあと、スペイン領カナリア諸島、パラグアイ、サウジアラビアといった初開催の3戦を加えた全14戦で争われる。ラリー・ジャパンは第13戦として11月6〜9日に行われる。

 2025年のWRCは、1月下旬にフレンチアルプスを舞台としたラリー・モンテカルロで開幕、2月のラリー・スウェーデン、3月のサファリ・ラリー・ケニアが続いたあと、4月に第4戦としてカナリア諸島で行われるラリー・イスラス・カナリアスがWRC初開催される。

 ラリー・デ・ポルトガルでヨーロッパのグラベルロードに戻ったあと、ラリー・イタリア・サルディニア、アクロポリス・ラリーのラフロード・イベントが続き、2年ぶりにWRCに復活するラリー・エストニアとラリー・フィンランドの高速グラベル2連戦へとつらなる。

 8月には新しいWRCイベントのラリー・デル・パラグアイが行われたあと、2週間後にはラリー・チリが続き、南米での2連戦が行われる。ヨーロッパでの最終戦となるセントラル・ヨーロピアン・ラリーを挟んで、4回目の開催となるラリー・ジャパンが行われ、2008年以来中東でのWRCとして行われるラリー・サウジアラビアが最終戦となる。

 WRCプロモーターのマネージング・ディレクター、ヨナ・シーベルは次のように語っている。「WRCの伝統的なラリーと、エキサイティングな3つの新しいチャレンジが見事に融合した、非常にエキサイティングなカレンダーとなりました。

「フレンチアルプスの氷、スウェーデンの膝まで埋まる雪、ケニアとサルディニアの目もくらむような砂塵、フィンランドとエストニアの高速グラベル・ローラーコースター、そしてサウジアラビアの砂漠まで、2025年に我々が提供するバラエティは他の追随を許さない」

 FIA会長のモハメド・ベン・スレイエムは、2025年のWRCが充実したカレンダーになったことを歓迎している。

「2025年シーズンのWRCがこれほど充実したイベント・カレンダーになったことは素晴らしい。ファンがよく知るクラシックな場所に加え、スペイン、パラグアイ、アラビア半島で新しいラリーが導入される」

■2025年WRCカレンダー
Rd.1 ラリー・モンテカルロ (1/23-26)
Rd.2 ラリー・スウェーデン(2/13-16)
Rd.3 サファリ・ラリー・ケニア (3/20-23)
Rd.4 ラリー・イスラス・カナリアス(4/24-27)
Rd.5 ラリー・デ・ポルトガル(5/15-18)
Rd.6 ラリー・イタリア・サルディニア (6/05-08)
Rd.7 アクロポリス・ラリー・ギリシャ(6/26-29)
Rd. 8 ラリー・エストニア(7/17-20)
Rd.9 ラリー・フィンランド (7/31-8/03)
Rd.10 ラリー・デル・パラグアイ(8/28-31)
Rd.11 ラリー・チリ (9/11-14)
Rd.12 セントラル・ヨーロピアン・ラリー(10/16-19)
Rd.13 ラリー・ジャパン (11/6-9)
Rd.14 ラリー・サウジアラビア (11/27-30)