ERC2020/08/02

ERCラトビア、入国時の14日間隔離を条件付き免除

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 ヨーロッパ・ラリー選手権第2戦ラリー・リエパーヤが開催されるラトビアでは、現在、政府によって新型コロナウイルスの感染率の高い国からの入国者に対して14日間の隔離が課されているが、イベントによって公式認定されているラリー関係者についてはこれを回避することが可能となる。

 ラトビアでは、新型コロナウイルスの感染者の多さを示す累積指数16(10万人あたり16人)を超える国からの入国者については到着時に14日間にわたる特別保護措置(自主隔離や1日2回の体温測定など)を課しており、7月31日現在、ルクセンブルク、ルーマニア、ブルガリア、スウェーデン、スペイン、ポルトガル、クロアチア、ベルギー、チェコ、オーストリア、スイスなどがこれに該当する。

 8月14‐16日に開催されるラリー・リエパーヤの主催者は、イベントへの参加について公式に認められたドライバーおよびコドライバー、チームメンバー、報道関係者、公式関係者などについて、こうした高い指標をもつ国からの入国した場合に14日間の特別保護措置を回避するための対策について発表した。

 ラトビアに到着する72時間前までに感染の検査を受け、リガ空港に到着時にメディカルスタッフに陰性検査の証明を提出する必要がある。さらに到着後24時間以内にラトビア国内で検査を行う必要があり、テスト結果を待つ間はホテルなどで自主隔離をする必要がある。また、滞在が5日間を過ぎる場合には5日から7日目までに再度検査を受けて検査結果をメディカルスタッフに提出しなければならない。

 こうしてラトビアに入国した人については、感染拡大を監視する目的で、ラトビアでの滞在先、連絡先、その他の関連情報を記入し、ラトビア国内における規制に従うことにサインする必要があり、公共交通機関の利用禁止、バーやレストランなどへの立ち入り制限が課されることになる。

 なお、ラトビアでは8月1日までは累積指数25を超えるルクセンブルク、ルーマニア、ブルガリア、スウェーデン、スペイン、ポルトガル、クロアチアおよびEUが安全な国として認めていない国からの入国を禁止しており、累積指数16以上のベルギー、チェコ、オーストリア、スイスからの到着者は14日間の自主隔離が義務付けられることになる。