ERC2022/09/20

ERC王者フェルナンデス、骨折が見つかり手術

(c)ERC

 2022年のERCコドライバー・チャンピオンに輝いたサラ・フェルナンデスは、先週、脊椎に骨折が見つかったことから手術を行ったことを明らかにした。

 フェルナンデスは、エフレン・ヤレーナとともに今季、チームMRFタイヤからERCに参戦、先月末のバルム・チェコ・ラリー・ズリーンのスタート前にタイトルの獲得が確実になったことから、新チャンピオンとしてイベントをスタートしていた。しかし、雨となった初日に二人はコースオフして立ち木にクラッシュ、検査の結果、フェルナンデスはむち打ちと打撲と診断され、ヤレーナは脊椎骨を骨折していることが判明したため、スペインに帰国後に手術を受けていた。

 2人は事故から2週間も経ってないにもかかわらず、9月8〜10日にスペインで行われたスペイン・スーパーラリー選手権第5戦のラリー・プリンセサ・デ・アストゥリアスでラリーに復帰、総合3位でフィニッシュしている。

 しかし、フェルナンデスはアクシデント以降も背中の痛みがあることから再度、MRI検査を受けたところT11椎骨の骨折と小さな潰れが見つかったことから、先週末、手術を受けたことを報告している。

「チェコでのアクシデントの後も背中に強い痛みがあり、検査とMRIを受けたところ、T11椎骨に骨折と小さな潰れが見つかり、木曜日にアリカンテにあるIMED病院で手術をしてきました」とフェルナンデスはSNSで報告している。

「私を丁寧に、愛情を持って治療してくれた医療チームの皆さん、ドクターに感謝したいです。このようなプロフェッショナルな方々に手術を委ねることができて、ありがとうございました。

「この4週間は、ヨーロッパ・チャンピオン、チェコでの大きなアクシデント、椎骨の手術、子犬のパイポの死、腎臓の手術を待つ兄のことなど様々な感情が交錯しました。でも、私は元気にしてまいす。この数週間、私を励ましてくれた人たち、私たちを心配してくれた人たち、ありがとうございました」

 スペイン・スーパーラリー選手権のタイトル争いに加わっているヤレーナとフェルナンデスは、今週末に行われる第6戦のラリー・ヴィラ・デ・ヤネスをスタートする計画だ。