ERC2020/07/10

FIAリージョナル選手権のポイント制が変更に

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 FIAは、ヨーロッパ・ラリー選手権を含むFIAリージョナル・ラリー選手権のポイントシステムを変更したことを発表した。今シーズンの選手権から適応される。

 FIAリージョナル・ラリー選手権はこれまで、1位の25ポイントを最大にして10位までポイントを与えてきたが、今後は1位の30ポイントを最大として15位までにポイントが与えられることになる。1戦あたりの1位と2位のポイント差は、これまで7ポイント差だったものが6ポイント差に縮小されることになった。

 新しいポイントシステムは次のとおり。
1位:30pts、2位:24pts、3位:21pts、4位:19pts、5位:17pts、6位:15pts、7位:13pts、8位:11pts、7位:11pts、8位:10pts、9位:9pts、10位:7pts、11位:5pts、12位:4pts、13位:3pts、14位:2pts、15位:1pt.

 また、各レグの順位に応じて、1位から5位までボーナスポイントが付与される。ボーナスポイントが賭けられるのは2つのレグのみとなり、それぞれイベント全体のステージ距離の25%をカバーしている必要がある。

1位:5pts、2位:4pts、3位:3pts、4位:2pts、5位:1pt.

 また、FIAはリージョナル選手権についてタイトルの価値を確保するためにも、最終的にチャンピオンを決定するためには選手権イベントを最低でも当初のカレンダーの50%(最低でも3戦)を開催しなければならないと定めている。

 例えばヨーロッパ選手権は当初、全8戦のカレンダーだったため、タイトルのためには少なくとも4戦の開催が必要となる。ポーランドとチェコが新型コロナウイルス感染症の影響でキャンセルとなったことで現在のところ選手権には6戦が残されているが、今後、3戦がキャンセルとなった場合にはタイトルが授与されないことになる。