WORLDWIDE2024/10/08

GRヤリスRally2のコルホネン、フィンランド王者に

(c)Ralli SM

 トヨタGRヤリスRally2を駆ったローペ・コルホネンが10月5日に開催されたフィンランド・ラリー選手権最終戦のラリー・キテーで、フィンランド・ラリー選手権メインカテゴリーのSM1でタイトル獲得を決めている。

 ラウティオ・モータースポーツから参戦しているコルホネンは、今季開幕戦のリーヒマキ・ラリーでフィンランド選手権初優勝を飾ったあと、3月のトゥーリ・ラリーで2勝目、さらに8月のフューチャーSMラリーで3勝目を飾り、タイトルに王手をかけてシーズン最終戦となるラリー・キテーに臨んでいた。

 フィンランド東部の高速グラベルコースを、ミスを避けるように慎重な走りに徹したコルホネンは、2位でのフィニッシュを果たし、初のSM1王者を獲得している。

「簡単なラリーではなかった。どんな状況でも僕たちにミスは許されない、だから特に序盤は気づくとスロットルを緩めていた。この結果でチーム選手権獲得の方も決めることができたはずなので、チーム、スポンサー、そして素晴らしいクルマを提供してくれたトヨタに本当に感謝している」とコルホネンは最終SSのゴールラインで語っている。

 このフィンランド選手権シーズン最終戦で優勝を飾ったのは、ラウリ・ヨーナだ。シュコダ・ファビアRS Rally2を駆るヨーナは、キテーの9つのスペシャル・ステージで最速タイムを叩き出し、最終的にコルホネンに30秒以上の差をつけて勝利している。

「今日は素晴らしい1日だった。ゴールするまでの1つ1つの道のりを楽しんだよ。ジャンプもいくつかあったし、いろいろな要素が少しずつすべてが含まれていた。シーズンを締めくくるのには最高の1日になったよ」とヨーナは喜びを語っている。