WRC2024/08/16

Mスポーツの舞台裏、全6作のエピソード公開へ

(c)M-Sport

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 Mスポーツ・フォード・ワールドラリー・チーム、WRCプロモーター、SafetyCultureの3者は、FIA世界ラリー選手権のトップレベルで戦うチーム運営の現実に迫る全6話の新しいオンライン・シリーズ「More than Machine」を開始する。
 
 英国を拠点とするSuperlative StudiosがMスポーツと協力して制作するこのドキュメンタリーシリーズは、2024年シーズンのドライバー、エンジニア、技術者、その他のチームメンバーの舞台裏の日常を追ったものだ。

 日本時間8月23日04:00(現地時間8月22日20:00)にWRC公式YouTubeチャンネルで独占公開される最初のエピソードでは、サファリ・ラリー・ケニアでアドリアン・フールモーがキャリア2度目の表彰台を獲得する一方、グレゴワール・ミュンスターがチームメイトのペースに追いつくために奮闘する様子を記録している。次のエピソードでは、WRCのトップカテゴリで避けられない逆境に直面する2人の若者の2024年のこれまでの軌跡を取り上げる。

 ドライバーだけでなく、コドライバー、チームマネージャー、そしてMスポーツの関係者たちも登場する。Mスポーツに関わるすべての人々の姿を追う『More than Machine』は、これまで語られることのなかったストーリーが生き生きと描かれる。人々を中心に据え、ラリーに参加する人々が経験する浮き沈み、喜び、そして献身を取り上げる。

 WRCプロモーターのマネージング・ディレクターを務めるジョナ・シーベルは次のように語った。「我々は『More than Machine』を世界中の視聴者、そしてこれからファンになる方々と共有できることを嬉しく感じている。このシリーズはラリーの真髄を紹介するもので、素晴らしいマシンだけでなく、それらを限界まで押し上げる並外れた人々にもスポットを当てている。これは我々のスポーツを祝うものであり、WRCのスピリットについて深い洞察を与えてくれるものだ」とWRCプロモーターのマネージング・ディレクター、ヨナ・シーベルは語った。

 
「ワールドラリー・チームであるために何が必要かについて洞察に富んだこのシリーズが制作されたことを大変誇りに思う」と、Mスポーツ・マネージング・ディレクターを務めるマルコム・ウィルソンは情熱的に語った。「チームのハードワークと粘り強さを紹介するだけでなく、我々が持つ特色の一部を紹介できるのは見ていて楽しいだろう」。

「これまでWRCでは、運営に携わる人々のバックストーリーを掘り下げることはなかったので、世界中のファンにこれを見せる機会を持つことは非常に特別だ。我々と同じように、皆さんも我々とのWRCの旅を楽しんでくれることを願っている」

 チーム代表のリッチ・ミルナーもウィルソンに同意した。 「我々はほんの表面をなぞっただけだが、しかし、これらのストーリーを伝え、マシンを走らせ、ラリーを実現させる人々を知ることで、より多くのファン層に門戸を開くことができる。ここに語られるべき本当の人間的な物語があり、それを記録できるようになったことをとても嬉しく思っている」