WORLDWIDE2024/08/01

TGR、全日本とオーストラリア選手権の相互交流

(c)Toyota

 TOYOTA GAZOO Racing(以下、TGR)は、モータースポーツを起点とした「もっといいクルマづくり」のための人材育成や、国境を越えた仲間づくりとモータースポーツ文化の醸成を目指して、全日本ラリー選手権(JRC)とオーストラリア・ラリー選手権(ARC)において、相互交流を開始することを発表した。

 TGRの全日本ラリーチーム(TGR-WRJ)は、オーストラリア・ラリー選手権で実績を残すTOYOTA GAZOO Racing Australia(TGRA)とニール・ベイツ・モータースポーツ(NBM)と相互交流を行う。TGRAはハリー・ベイツとルイス・ベイツの兄弟がそれぞれARCに参戦し、ハリー・ベイツは2023年を含め、2度のARCチャンピオンを獲得し、ルイス・ベイツは2022年のARCチャンピオン、2023年には2位を獲得している。また今年から、ハリー・ベイツは2024年に販売を開始したトヨタ GRヤリスRally2で参戦し、7月31日現在首位をキープしている。

 相互交流のため、TGR-WRJは8月9日(金)〜8月11日(日)にオーストラリアのヴィクトリア州で開催されるギップスランド・ラリーに参戦、ドライバーは若手育成ドライバーである大竹直生が務める。また、TGRAのハリー・ベイツ(ドライバー)とコーラル・テイラー(コドライバー)が9月5日(木)〜9月8日(日)に北海道の帯広で開催されるラリー北海道に参戦する。

 TGRでは、「この相互交流を起点とし、各地域のラリーを現地現物で学び、国内ラリーの更なる盛り上げにもつなげる」との狙いを明らかにしている。