WRC2020/11/15

TOKスポーツがWRC2チームタイトル獲得を宣言

(c)TOK Sport

 世界ラリー選手権最終戦のACIラリー・モンツァを待たず、TOKスポーツWRTはWRC2のチームタイトルを獲得したことを宣言した。

 ドイツに本拠をおくTOKスポーツは、現在WRC2のドライバーズ選手権をリードしているポントゥス・ティデマンドとエイヴィンド・ブリニルドセンの活躍によって、ヒュンダイ・モータースポーツN、Mスポーツ・フォード・ワールドラリーチーム、そしてPHスポールというオフィシャルチームとの厳しい戦いを制して、今季のWRC2チーム王座を獲得することになった。

 今季の世界ラリー選手権は、11月に開催を予定していたイープル・ラリー・ベルギーの中止にともない、残りは最終戦のACIラリー・モンツァのみとなっている。TOKスポーツWRTは現在、147ポイントを獲得しており、ヒュンダイ・モータースポーツNに45ポイント差をつけており、最終戦では最大で43ポイントの獲得が可能となることからタイトル争いはすでに決着した計算となる。

 2002年にデビューしたTOKスポーツは、現在は4台のシュコダ・ファビアR5でERCとWRC2に参戦しているほか、メルセデスAMG GT3でGTレースにも参戦している。チームは土曜日の夜、ソーシャルネットワークにおいてWRC2のチームタイトルを獲得したことを誇らしげに宣言している。

「今週末のラリーやレースはないが、素晴らしいニュースがある。TOKスポーツWRTが2020年WRC2チームチャンピオンになったことを誇りに思う。シーズンを通して素晴らしいチームワークであり、この成功に大きな役割を果たしてくれたドライバーのポントゥス・ティデマンド、パトリック・バース、エイヴィン・ブリニルドセン、イルカ・ミノアに感謝したい。また、完璧な仕事をしてくれたメカニックとエンジニアにも大きな拍手を送りたいと思う。そして最後になったが、私たちのサポーターとファンの皆様に感謝したい」

 TOKスポーツWRTから出場するティデマンドは現在、WRC2のドライバーズ選手権をリードしており、チームがダブルタイトルを獲得する可能性が高い。