WRC2026/01/08

TOYOTA GAZOO RacingがGAZOO Racingに名称変更

(c)Toyota

 1月7日、トヨタ自動車はこれまでグローバルなモータースポーツ活動に用いられてきた「TOYOTA GAZOO Racing」のブランドを、「GAZOO Racing」へと変更すると発表した。また同時に、ドイツのケルンにある研究開発拠点「TOYOTA GAZOO Racing Europe」が「TOYOTA RACING」として、パワートレーンや技術に特化したモータースポーツ活動を行うことになった。
 
 TOYOTA GAZOO Racingは、設立当初の想いに原点回帰すべく、再びGAZOO Racingへと名称を変更し、モータースポーツを起点にした、もっといいクルマづくりと、人材育成を強化することを発表した。

 TOYOTA GAZOO Racingは、これまで国内外のさまざまなモータースポーツカテゴリーへの挑戦と参画を通じて、もっといいクルマづくりと人材育成を推進してきた。その原点は、2007年に豊田章男会長(当時副社長)が、マスタードライバー成瀬弘らとともに、ニュルブルクリンク24時間耐久レースに参戦した際、トヨタの公式活動として認められなかったことから名付けた、「Team GAZOO」にある。

 その後、Team GAZOOはGAZOO Racingとしての活動へと移り変わり、2015年4月、「TOYOTA Racing」、「LEXUS Racing」、「GAZOO Racing」など社内のモータースポーツ活動は「GAZOO」に一本化され、TOYOTA GAZOO Racingは、世界ラリー選手権へ挑戦を開始した2017年以降、2025年までに5度のマニュファクチャラー王座と6度のワールドチャンピンを獲得してきた。

 TOYOTA GAZOO Racingでは、「GAZOO Racingという生まれ名のもと、モータースポーツを起点としたもっといいクルマづくりと、ドライバー、エンジニア、メカニックの人材育成を強化する」と説明しており、今後はWRCについては「GAZOO Racing」として、トップカテゴリーのモータースポーツ活動や、市販車を用いたカスタマーモータースポーツ活動を展開するという。

 なお、ドイツ・ケルンにある研究開発拠点(TOYOTA GAZOO Racing Europe)は、「TOYOTA RACING」という新しい名称のもと、先行開発技術を通じたモータースポーツ活動に特化し、WRCのエンジン開発を行うほか、「TOYOTA RACING」として世界耐久選手権(WEC)に参戦するという。

 また、TGRR(TOYOTA GAZOO ROOKIE Racing)は、これまで同様に活動を継続、TOYOTA RacingのTと、GAZOO RacingのGを冠する存在として、両者の架け橋として、それぞれが開発した商品や技術を、モータースポーツの現場で、レーシングチームとして共に鍛え、人材育成を進める実践の場(道場)として、連携するという。

 なお、「TOYOTA GAZOO Racing」から「GAZOO Racing」へのロゴマークの切り替えは、2027年1月に向けて順次行われるとしており、WRCの参戦チーム名の変更は2027年からになりそうだ。