WRC2020/05/19

WRCプロモーターも7戦での選手権成立に賛意

(c)Toyota

 WRCプロモーターのマネージング・ディレクターを務めるオリヴァー・シースラは、今季の世界ラリー選手権が再開したあとできるだけ多くのイベントの開催を目指すとしながらも最低でも7戦で選手権を成立させてワールドチャンピオンを決定するというアイディアを支持していることを表明した。

 FIAラリーディレクターのイヴ・マトンは、サファリ・ラリーのキャンセルが発表に先立って、FIAとしては最低7戦の開催を必要とするルールの変更に取り組んでいるとフランスメディアのオートエブドのインタビューで語っている。

「我々の計画は、できるだけ多くのラリーを開催ことだ。理論的には9つの選択肢があるが、実際には、イベント間を移動する時間とロジスティクス、特に海上輸送を考慮すると、9月から12月中旬に延期となったイベントをふくめてカレンダーのすべてを開催できる可能性はほとんどない。4戦から7戦の間が現実的な目標だ」とシースラは語った。

「FIAとの理解は、すでに終えた3戦に加えて今後4戦を開催できた場合、それをチャンピオンシップと呼んでも構わないが、より多くのイベントができれば嬉しいということだ。私たちのワーキンググループレベルでも7戦で大丈夫と理解しているが、最終的な(ワールドカウンシルでの)承認を待っている。7戦で世界チャンピオンが決まることになっても、私は納得している」

 ドライバーズ選手権では現在、6度のワールドチャンピオンであるセバスチャン・オジエが63ポイントを獲得してリードしており、チームメイトであるエルフィン・エヴァンスが8ポイント差で2位、ヒュンダイのティエリー・ヌーヴィルが20ポイント差の3位に続いている。