WRC2018/07/14

アンドレウッチがテストで激しいクラッシュ

(c)ACI Sport

 10度のイタリア・チャンピオンであるパオロ・アンドレウッチとコドライバーのアンナ・アンドレウッシがラリー・ディ・ローマ・カピターレにむけたターマックテストで激しいクラッシュに見舞われ、病院に搬送されている。

 アクシデントが発生したのは、金曜日の午後、サンレモ・ラリーのステージとしても有名なバイアルドのギンベーニャのターマックセクションで、アンドレウッチはコントロールを失って石でできた防護壁にクラッシュ、崖下に落ちたマシンはフロントを大きく壊していたと報道されている。

 アンドレウッチは胸部に激しい痛みを訴えており、骨折の疑いがあることから、ピエトラ・リーグレのサンタ・コロナ総合病院にヘリコプターで搬送されてCT検査を受けている。

 また、脚に痛みのあったアンナのケガは当初、軽度だと考えられていたが、サンレモの病院で検査を受けた結果、骨盤骨折の可能性があったことから、彼女もサンタ・コロナ病院に移送されている。

 サンタ・コロナ総合病院は7年前にロンデ・ディ・アンドラの事故で重傷を負ったロバート・クビサが搬送されて、緊急手術を受けた病院でもある。

 アンドレウッチとアンドレウッシは、イタリア選手権でこれまでに行われた5戦で4勝を飾り、57ポイントで選手権をリード、ウンベルト・スカンドラに22ポイント差をつけて11回目の王座にむけて独走している。