WRC2018/05/09

エヴァンス、グレートオームの最終SSを歓迎

(c)Rally GB

 Mスポーツ・フォード・ワールドラリーチームのエルフィン・エヴァンスは、母国で開催されるウェールズ・ラリーGBの最終ステージに選ばれたグレートオーム〜スランディドノはフィナーレにふさわしいステージだと絶賛した。

 今年のウェールズ・ラリーGB(10月4日〜7日)では初めて公道を封鎖したコースが採用されることになり、イギリスの道路を舞台に開催される世界ラリー選手権にとって新たな時代の幕開けを記すことになる。

 ウェールズでモータースポーツのために一般道を封鎖して使用することを可能とした法律が、MSAとこのスポーツ関係者による長期にわたる一連の運動を経て、今年2月2日に施行されることとなった。その結果、2018年FIA世界ラリー選手権第11戦として行なわれるイベントでは、最終ステージとして美しいグレートオーム岬を回るお馴染みのステージを一般道とつないでスランディドノ市街地で大観衆の前でゴールを迎えることが可能となった。このリゾート地の有名な海岸通りでのフライング・フィニッシュに続いて、プロムナードで表彰セレモニーが行なわれる。

 2017年のウェールズ・ラリーGBに勝利しているエヴァンスは今回のルート変更を歓迎している。

「グレートオームを含めて、素晴らしいすべての森林ステージと合わせて、最高のルートになりそうだ」と彼は語っている。「スランディドノの市街を走り抜けていくフィナーレは本当に見応えのあるものになるだろう。去年のセレモニアル・フィニッシュでも街の雰囲気がすごく良かったけど、今度は最終ステージがプロムナードでゴールすることになっているのでさらに素晴らしい盛り上がりを期待できそうだ」

 今回もすべてのWRCチームの拠点となるサービスパークは、トヨタUKのエンジン製造工場敷地内にある、ディーサイド・ラリー・ヴィレッジに置かれることになっており、ラリーGBのホームとしてすっかりここに定着している。

 パワーステージは今回については最終ステージではなく、例外的に朝に行われるグイデイル・ステージにボーナスポイントが掛けられる。