Mスポーツは、ギリシャ出身のジョルダン・セルデリディスが今季の世界ラリー選手権2ラウンドにおいてフォード・フィエスタWRCで参戦することを発表するとともに彼のパーソナルスポンサーである石油会社クルーン・オイルのカラーリングにラッピングされたマシンのイメージイラストを公開した。
セルデリディスは昨年、PHスポールのシトロエンDS3 WRCを駆ってFIA WRCトロフィーのシリーズ王者に輝いており、今季はC3 WRCで数戦に出場する計画があると一時発表していた。
今回Mスポーツから発表されたセルデリディスの参戦計画は、8月のラリー・ドイッチュランドと11月のラリー・オーストラリアの2戦となり、彼はMスポーツの最新仕様のフィエスタWRCをドライブする。
昨年のオーストラリアでキャリアベストとなる9位でフィニッシュして初のドライバーズポイントを獲得したセルデリディスは、自己ベストを目指す。
「ワールドチャンピオンチームのMスポーツの最高のマシンである最新のフォード・フィエスタWRCを駆ることができるのを楽しみにしているよ」とセルデリディスは語った。
「これは僕にとってチャンスであり、このチャンスを最大限に生かすために必要な努力と準備をするつもりだ。ドイツで15位、オーストラリアでは10位を確保したいと思う」
Mスポーツのマルコム・ウィルソンは次のようにコメントしている。
「今年、Mスポーツのサービスエリアでジョルダンを見るのはすばらしいことだろう。彼はフィエスタWRCをドライブすることを楽しみにしているはずだね!」とウィルソンは語った。
「我々のビジネスの中心であるクライアントに対してこうした特別な機会を提供できることを非常に誇りに思う。ジョルダンはワールドチャンピオンのセバスチャン・オジエと同じマシンを駆り、我々は彼に役に立つように同じ道具と情報を提供することになる」
「我々の目標は、彼が新世代のラリーカーでFIA世界ラリー選手権のポイントを獲得するのを手助けすることだ」