8度のワールドチャンピオンに輝いたセバスチャン・オジエは木曜日にトヨタGRヤリスRally1の初テストを予定していたが、昨日のテストでエルフィン・エヴァンスがマシンをクラッシュさせてしまったため、オジエのテストデビューは遅れる模様だ。
トヨタの2022年にむけたGRヤリスRally1のテストは最終戦ACIラリー・モンツァが終了してわずか2日後の火曜日からカッレ・ロヴァンペラによって始まっている。エヴァンスは水曜日にステアリングを引き継いでギャップの近くでテストを行っていたが、マシンのクラッシュでテストは中断することになったようだ。
チームによれば、エヴァンスとコドライバーのスコット・マーティンはともに怪我をしてないが、マシンの修理は木曜日に予定されたオジエの同マシンでのデビューには間に合わない可能性もあるという。
チームは、木曜日のオジエのテストがキャンセルされたことをまだ正式に伝えてないが、テストカーは一旦、フィンランドのチーム本部に戻されることになりそうだ。
トヨタは次のように説明している。「今日(水曜日)の午後、エルフィン・エヴァンスとスコット・マーティンとともにフランスでテストデイを行っている最中に、Rally1のテストカーが道路から外れたことを確認した。二人は無事で、誰も怪我をしていない。安全システムはすべて正常に作動している」
「現在、状況を確認中なので、まだ何とも言えないが、テストではこのようなことが起こりうることは承知のことであり、どちらにしても大きな影響はないと考えている」