セバスチャン・オジエは、クロアチア・ラリーから新たにグラベルクルーのドライバーとしてステファン・ルフェーブルを起用することになったことを明らかにした。
オジエのグラベルクルーは2013年以降、これまでシモン・ジャン-ジョセフが務めてきた。1990年代後半から2000年代前半にかけて、フォードとスバルのワークスドライバーだったジャン‐ジョセフは、オジエ、そして彼のコドライバーだったジュリアン・イングラシアが最初のワールドチャンピオンに輝いて以降、8度の栄冠すべてをグラベルクルーとして完璧にサポートした。
2021年にオジエが最後のワールチャンピオンを獲得し、イングラシアがWRCから引退したことを機に、オジエより14歳年上のジャン-ジョセフも一時引退を表明していたが、代役が見つかるまでサポートを続けてほしいと慰留され、以降、今年のラリー・モンテカルロまでグラベルクルーを続けてきた。
ジャン-ジョセフは、最後になったモンテカルロでは、ブラックアイスのコーナーでオフ、幸いにも観客に助けられて仕事に復帰したあと、「オジエのために限界を試していた」と語り、話題となっていた。
オジエは、自身の栄光を支えてくれた仲間がまた一人離れたことを惜しみつつも、ルフェーブルのチーム加入を歓迎するとコメントしている。
「今週、重要なページがめくられることになった。シモン、この数年間、僕たちの傍で助けてくれて本当にありがとう。これらすべての勝利をあなたと分かち合えたことは光栄なことで、あなたは明らかに自分の役割を果たした!あなたがいつも言うように、人生は美しい!」
「そして、ステファン・ルフェーブルが今週のクロアチア・ラリーからグラベルのクルーを務めることになった。ようこそ!」