ラリー・イタリア・サルディニアでドライバーズ選手権2位に浮上したダニエル・ソルドは、このポジションをキープするべく、来週のラリー・ポーランドでもさらにペースを上げていきたいと意気込んでいる。
スペイン出身の彼は今シーズン、これまでのところヒュンダイ・チームだけでなくトップドライバー全体において最も安定したパフォーマンスを見せてきた。サルディニアで獲得した12ポイントも、彼のヒュンダイi20によるトラブルのない走りによってもたらされたものである。
これでソルドは4戦連続での4位入賞を果たし、合計68ポイントとなり、ドライバーズ・ランキングでアンドレアス・ミケルセンを抜いて2位に躍進している。そしてマニュファクチュアラー選手権でのヒュンダイ・ワールド・ラリーチームの2位をより確実に固める結果となっている。
だが、これまで堅実性が実を結ぶ結果となっている一方で、ソルドとしては彼がもっとタイムシートの上位での戦いを望んでいることを認めている。
「僕は自分のベストを尽くそうとしていたんだけど、正直言ってもう少し上位で戦ってもっと表彰台を獲りたいんだ。イタリアではそこまでのペースで走れてはいなかったんだ」とソルドは語った。
彼は今季初めてヒュンダイのワークスノミネートを外れ、ヒュンダイのセカンドチームからポーランドに臨むことになる。
「僕たちは本当に十分な速さはあったけど、確実にポイントが欲しかったから、堅実に走ることが重要だった。ドライバー、マニュファクチュアラー双方のランキングで2位というのは素晴らしい。ポーランドではこのポジションをキープするためにしっかり戦わなければならない」
来週、ミコワイキをベースとするラリー・ポーランドでそれを果たすためには、ソルドはイベントのスリッパリーなグラベルステージを2番手で走行するというハンデも克服する必要がある。
「選手権での成績が良ければ、出走順は不利になる。これが実情であり、僕たちはそれを受け止めなければならない。2番手のポジションが嫌なら、毎回ラリーでリタイアするしかないわけだ」と彼は語った。
(記事ソース:WRC公式サイトwrc.com)