WORLDWIDE2016/03/13

ターコ・ラリーで勝田貴元がクラス4位

(c)TMR

 3月11〜12日にフィンランド・ラリー選手権第3戦ターコ・ラリーが行われ、TOYOTA GAZOO Racingチャレンジプログラムの勝田貴元(スバル・インプレッサWRX STI)がSM2クラス4位でフィニッシュした。また、新井大輝(スバル・インプレッサWRX STI)は初日のエンジン・トラブルが響いて、クラス10位に終わっている。

 貴元と大輝の今季のラリープログラムもターコ・ラリーで3戦目となり、ウィンターコンディションでのラリーもこれが最後となる。

 ラリーは11日金曜日のナイトステージで始まったが、大輝は前戦に続いて失望のスタートとなってしまった。彼はオープニングステージの前にエンジンの問題でストップ、リタイアとなってしまった。

 いっぽう、貴元は堅実なペースで着実にラリーを走りきるべく慎重なペースで初日をクラス4位でスタート、土曜日の最終日にはSS4のラリー最長ステージとなる32.83kmのシーカヤルビのステージでは順位を一つ落としたものの、23.34kmの最終ステージではそれまで抑えていたペースをアップ、3番手タイムを叩き出し、クラス4位を奪い返してフィニッシュしている。

 また、大輝も最終日にはスーパーラリーによってリスタート、SS6では2番手タイムを出すなど速さをみせたが初日のリタイアによる遅れが響いてクラス10位に終わっている。

 ターコ・ラリーの総合優勝争いはオーレ・クリスチャン・ヴェイビー(シュコダ・ファビアR5)とヤルコ・ニカラ(三菱ランサーエボリューションX)による激しいバトルとなったが、SS4のロングステージでトップを奪ったニカラが次のステージでクラッシュ、3戦連続で首位からリタイアとなり、19歳のヴェイビーがフィンランド選手権での初優勝を飾っている。

 また、貴元と大輝が出場するSM2クラスはテーム・アスンマ―(スバル・インプレッサWRX STI)が独走、開幕から3連勝を飾っている。