WRC2016/04/29

ツール・ド・コルス、ステージ70%を一新

(c)Tour de Corse

 2016年世界ラリー選手権第11戦として行われるツール・ド・コルスの概要が明らかにされた。

 今季、第59回目の開催を迎えるツール・ド・コルスは9月30日から10月2日に行われる。27日にアジャクシオで行われた記者会見で、ルートの70%が一新された10SS/390.93kmの今年のアイテナリーが明らかにされた。

 昨年、7年ぶりに世界ラリー選手権として復活したツール・ド・コルスは島央部に位置するコルテのサービスパークを中心としてわずか9つのステージが行われたが、あまりに長いロードセクションなどルートの構成が問題となっていた。

 2016年のイベントもロングステージを中心とした構成となり、およそ50kmのSSが5ステージ設けられ、サービスパークは島最北部のバスティアに置かれることになる。

 シェイクダウンは木曜日にバスティア南部のソルボ・オカーニャーノの5.40kmで行われたあと、ラリーカーはラリースタート地点となるアジャクシオへと長距離の移動となる。

 金曜日の初日はアジャクシオからスタートし、タイヤフィッティングゾーンのみのサービスなしの一日となり、アジャクシオ近郊の49.72kmのアクア・ドリア〜アルビレクチア、29.12kmのプラージュ・デュ・リアモーヌ〜サロラ・カルコピノの2SSを2回ループしたあと、クルーたちはバスティア空港に置かれるこの日唯一のサービスにむけて移動する。

 土曜日はバスティア近郊の53.72kmのオレッツァ〜ラ・ポルタ〜ヴァレ・ディ・ロスティノと30.80kmのノヴラ〜ピエートラルバをバスティア空港のサービスを挟んで2回ループしたあと、バスティアでのナイトホルトとなる。

 最終日はバスティアから島を南下、53.78kmのアンテザンティ〜ポッジオ・ディ・ナッツアを走ったあと、ノーサービスで最終のパワーステージとして行われる10.42kmのポルトヴェッキオ〜パロンバッヅィアを走り、ポルトヴェッキオでゴールを迎えることになる。

 また、GTマシンや市販のスポーツカーによるツール・ド・コルス-1000ヴィラージュ(1000コーナー)の第2回が併催されるほか、ツール・ド・コルス・レディスが併催されることが発表されている。