元英国チャンピオンのマーク・ヒギンズは、6月のマン島TTで自身の持つ最速ラップタイム記録の更新に挑戦する。ヒギンズは、37.7マイル(約60km)のコースで時速120マイルの平均速度を記録することを目指し、プロドライブが製作したスバルWRX STIをドライブする。
マン島出身のヒギンズは、2011年にマン島TTコースの市販車記録をスバル・インプレッサを駆って21年ぶりに破り、それ以降も機会があるたびにこのコースにチャレンジしてきた。2年前に時速117.51マイルの新記録を達成した彼は今回、スバル・オブ・アメリカの支援と、スバルのエキスパートであるプロドライブの技術サポートによって、より周到な準備をして記録更新に挑む。
「マン島にふたたび帰って伝説のTTコースにチャレンジできることは誇りだよ」とマーク・ヒギンズは語った。
「TTコースはマシンへの要求が厳しく、僕らはすでに何度かスバルの卓越した性能をここで証明してきた。今回はプロドライブとの協力でさらなる記録にチャレンジできるはずだ」
ヒギンズのチャレンジを計画したスバル・オブ・アメリカの代表ドミニク・インファンテは次のように語った。
「我々はマン島TTコースで再びドライブ出来ることに興奮している。ここは世界でも貴重なロードコースの一つであり、マン島TTレースは一年を通して最もエキサイティングなレースの一つだ。我々は以前、このTTコースをほぼ手持ちのスバルWRX STIでドライブしたが、今年はこのサーキットのために究極のWRX STIをデザインすることを目指した」
ヒギンズは、5月28日から6月10日まで開催される今年のTTの間、レコードに3回挑戦する。