ERC2016/05/31

ヒュンダイR5、イープルでコースカーでデビューへ

(c)Hyundai

 6 月23日から25日にかけて行われるFIAヨーロッパ・ラリー選手権のイープル・ラリーで、新しいヒュンダイi20 R5がコースカーとして公式デビューする。

 ヒュンダイ・モータースポーツのテストドライバーとして開発作業を担当してきたケヴィン・アッブリングと彼のコドライバーのセバスチャン・マーシャルが新しいi20 R5をドライブする予定だ。アッブリングのマシンは、R5デザインコンペティションの応募作品から選ばれたニュージーランドのファン、アンドリュー・スチュワートさんがデザインした新しいカラーリングを纏う(写真)。

 アッブリングは過去4度にわたってイープルに参戦した経験を持ち、ともにR5マシンで出場した2014年と2015年にはこのベルギーの伝統的なターマックステージで首位を走っている。

 ヨーロッパ各地のターマックやグラベルでマシンをテストしてきたヒュンダイは、この夏に予定されるホモロゲーションにむけてi20 R5の開発の最終段階としてイープルへの参戦を決めることになった。マシンは今回の実戦テストから得られた教訓を生かして、今年の後半に納車されるカスタマーマシンの最終スペックに近づく予定だ。

 ヒュンダイのカスタマーレーシング・デパートメントマネージャーであるアンドレア・アダモは、次のように語った。

「イープル・ラリーは、新世代i20 R5プロジェクトにおいて重要な週末だ。イープルは、マシンが公式デビューを飾るのに理想的な場所だ。ERCは、R5チームにとって重要なチャンピオンシップであり、我々が将来的に我々のカスタマーが参戦することを願っている場所だ。イープル・ラリーはチャンピオンシップの中でも大きなイベントであり、ラリーについて非常に知識豊富な人々のいる地域で行われる素晴らしい歴史を誇る有名なラリーだ」