サーキット・オブ・アイルランド・ラリーの主催者は、クレイグ・ブリーンが4月7〜9日にヨーロッパ・ラリー選手権の第2戦として開催されるイベントにエントリーしたことを明らかにした。
シトロエンのサテライトチームであるPHスポールから今季の世界ラリー選手権に参戦するブリーンは、昨年のサーキット・オブ・アイルランドではプジョー・ラリーアカデミーのプジョー208 T16 R5で優勝を飾っており、今年はデビッド・グリアモータースポーツのシトロエンDS3 R5で2年連続の勝利を目指す。
「僕にとって今年はアブダビ・トタル・ワールドラリーチームによる世界ラリー選手権のプログラムが優先されるが、サーキット・オブ・アイルランドは僕の心にとても近いので、ここ戻ってきて勝利のために戦いたかったんだ」とブリーンは語った。
「僕がここまできたのはウォーターフォードからは僕の友人やサポーターたちのおかげだから、ぜひとも勝者に贈られる大きなトロフィーをウォーターフォードに持ち帰りたいよ」
今年のサーキット・オブ・アイルランドはERCだけではなく、イギリス選手権やアイルランド・ターマック選手権が併催される。ERCの常連のカイエタン・カイエタノビッチやアレクセイ・ルクヤヌクだけではなく、イギリス選手権で走るMスポーツのオフィシャルドライバーのエルフィン・エヴァンス、さらにはアイルランドにも強敵は多い。
「もちろんそれがとても厳しい戦いになることを僕は知っているよ。昨年より、理論的には勝てる可能性をもつクルマが多くなっているからね。昨年はERCイベントのライバルだけだったが、今回はさらにイギリス選手権、そしてアイリッシュ・ターマック選手権の強敵を相手にしなければならない」