WRC2016/06/30

ポーランドのシェイクダウン、オジエが最速タイム

(c)Rally Poland

 ラリー・ポーランドのシェイクダウンでフォルクスワーゲン・モータースポーツのセバスチャン・オジエ(VWポロR WRC)が1分36.3秒の一番手タイムを奪った。しかし、チームメイトのアンドレアス・ミケルセン(VWポロR WRC)が0.1秒差、さらに0.1秒遅れでティエリー・ヌーヴィル(ヒュンダイi20 WRC)、4番手タイムのヘイデン・パッドンまでもが0.4秒遅れという僅差で続くことになった。

 ラリー・ポーランドのシェイクダウンは、サービスパークが置かれるミコワイキ郊外の3.38kmのルビエボのステージで6月30日朝8時からスタートする予定だったが、コースの安全性確認のためにセーフティカーが2回走行したため、35分遅れでのスタートとなった。

 シェイクダウンでの1回目の走行でトップタイムを奪ったのはDMACKワールドラリーチームのオット・タナク(フォード・フィエスタRS WRC)。彼が1回目の走行でトップタイムを奪ったのはポルトガル、サルディニアに続いてこれが3戦目となる。彼は2回目の走行でも後方からのスタートポジションを活かして1番手タイムを並べ、こんどこそ初のシェイクダウントップを期待させた。

 しかし、3回目の走行ではミケルセンがトップタイム、パッドンが0.2秒差で続くなどスタート上位陣が順調にタイムを伸ばしたのに対して、タナクはコースコンディションの悪化でタイムが伸ばせず8番手タイムにとどまることになった。

 路面に轍が生まれたシェイクダウンの4回目の走行でも多くのドライバーがタイムを伸ばせないなか、それまで4番手にとどまっていたオジエがタイムを伸ばし、シェイクダウンの最速タイムを叩きだすことになった。

 ミケルセンはタイムが伸びずに0.1秒差の2番手タイム、ティエリー・ヌーヴィル(ヒュンダイi20 WRC)がチームメイトのパッドンを抜いて0.2秒遅れの3番手タイム、パッドンもタイムが伸ばせなかったものの、ヌーヴィルからは0.1秒差の4番手タイムでシェイクダウンを終えることになった。

 ラリー・ポーランドは現地時間16時からミコワイキの中心広場でセレモニアル・スタートが行われ、19時08分(日本時間深夜2時08分)から始まる2.50kmのミコワイキ・アリーナ・スーパーSSで開幕する。

■シェイクダウンタイム(P1ドライバー)
1. セバスチャン・オジエ 1分36.3秒
2. アンドレアス・ミケルセン 1分36.4秒
3. ティエリー・ヌーヴィル 1分36.5秒
4. ヘイデン・パッドン 1分36.6秒
5. ダニエル・ソルド 1分37.0秒
6. ヤリ-マティ・ラトバラ 1分37.3秒
7. オット・タナク 1分37.4秒
7. マッズ・オストベルグ 1分37.4秒
9. クレイグ・ブリーン 1分38.2秒
10.ステファン・ルフェーブル1分38.3秒
11. ロレンツォ・ベルテッリ1分38.6秒
12. エリック・カミリー 1分39.1秒
13.ヘニング・ソルベルグ 1分40.7秒
14.ヴァレリー・ゴルバン 1分42.5秒
15.ヤジード・アル-ラジ 1分43.0秒