WRC2016/10/19

ミシュラン、スペインの勝利でWRC通算300勝を達成

(c)Michelin

 ミシュラン・タイヤは、先週末のラリー・デ・エスパーニャにけるセバスチャン・オジエの優勝によって世界ラリー選手権において通算300勝を達成した。ミシュランにとってのメモリアル・ウィンは、オジエにとっての通算4度目のワールドチャンピオン達成と同じ日に成し遂げられることになった。

 ミシュランのWRCにおける栄光の歴史は、WRCが誕生した1973年の開幕戦ラリー・モンテカルロでアルピーヌ・ルノーA110を駆るジャン-クロード・アンドルエの勝利によってスタートした。アルピーヌ・ルノーはこの年、6勝を挙げ、初代のマニュファクチャラー・チャンピオンに輝いている。

 ミシュランは、火を吐くような走りをみせたグループB時代も、1984年から1986年まで3年間にわたってドライバーズ選手権とマニュファクチャラー選手権の王座を獲得、それに続くグループA時代も充填されたムースがパンクを防ぐランフラットタイヤのATSを開発、トヨタの初優勝を助けることになった。

 ミシュランは2005年をもってWRCから一度離れたものの、2011年にふたたび帰って以降、一度もWRCでは敗北を喫していない。

 これまでにミシュラン・タイヤを使用して36勝したセバスチャン・ローブを筆頭に55人のウィナーが誕生、これまでに24回のドライバーズタイトルに貢献してきた。ローブも9回の王座のうち、ミシュランで4回のタイトルを獲得、トミ・マキネンとオジエも同じ数のタイトルをミシュランで成し遂げた。

 また、マニュファクチャラーズタイトルにおいてもミシュランはこれまでに25回のタイトルを獲得しており、26回目の王座がもう間もなくに迫っている。
(記事ソース:WRC公式サイトwrc.com)