WORLDWIDE2016/03/29

モリー、美しいスバルでオーストラリア選手権へ

(c)SUBARU Australia

 オーストラリアのモリー・テイラーが、今年のオーストラリア・ラリー選手権に挑むスバルWRX STI R4の魅力的なカラーリングを公開した。

 モリーを起用したのは、10年ぶりにラリーに帰ってくるスバル・ラリーチーム・オーストラリアだ。

 スバル・オーストラリアはオーストラリア選手権でドライバーズチャンピオンを10連覇し、マニュファクチャラーズ選手権においても6連覇を達成し、世界ラリー選手権やアジア-パシフィック・ラリー選手権(APRC)でもいくつものの勝利を多数獲得した。チームがオーストラリア選手に参戦するのは2005年以来のこととなる。

  モリーは、両親から引き継いだ確固たる資質とラリーのDNAを持つ。彼女の母コーラルは、オーストラリア選手権でニール・ベイツのコドライバーとして4度のチャンピオンに輝き、父マークはラリースクールを経営していた。

 モリーは昨年の開幕戦クイット・フォレスト・ラリーでヒート1優勝を史上初めて女性として達成し、第2戦ナショナル・キャンベラ・ラリーではついに女性として初めてオーストラリア選手権で総合優勝を果たしている。選手権を2位で終えたモリーは、今年こそさらなる上を目指すつもりだ。

 モリーは今週の日曜日から二日間にわたってスバルWRX STI R4をテストし、新しいクルマに満足したようだ。

「私はデフが1つのマシンからデフが3つのマシンに乗り換えたけど、これ大好きよ!」とモリーは語った。マシンはタスマニアを本拠地とする世界的に有名なレス・ウォークデン・ラリーイングがプリペアする。

「オーストラリアで素晴らしいラリーの歴史を築いてきたスバルの新しいプログラムの一員となれて光栄であり、素晴らしい機会にワクワクしている。4月の第1ラウンドの前に多くの作業を行う必要があるが、NR4は素晴らしいマシンなので、私たちはスバルの新しいラリーファン、そして古くからのファンが戻って来ることを楽しみにしている」

 ちなみにスバル・オーストラリアは、オーストラリア選手権のドライバーズ・チャンピオンシップにおいて無敗の記録を持つ。故ポッサム・ボーンが1996年から2002年まで7連覇を達成し、コディ・クロッカーが2003年から2005年までの3勝を獲得した。モリーの最初のイベントは、4月22〜24日のクイット・フォレスト・ラリーになる予定だ。