セバスチャン・ローブやケン・ブロックの参戦で俄然注目を集めている世界ラリークロス選手権。2016年の選手権のエントリーリストが公開され、トップカテゴリーであるスーパーカークラスには全17台が登録したことが明らかとなった。
カーナンバー1をつけるのは、2年連続チャンピオンに輝いたペター・ソルベルグ。今年もふたたび自身のペター・ソルベルグ・ワールドRXチームのシトロエンDS3で出場する。
チーム・プジョー・ハンセンから出場するローブは、9度のワールドラリーチャンピオンを誇示するようにカーナンバー9となり、昨年選手権ランキングの2位となったチームメイトのティミー・ハンセンはあえてナンバー21をチョイスしている。
フォード・パフォーマンスセンターの肝いりでフォード・フォーカスRSで出場するフーニガンレーシングはケン・ブロックとアンドレアス・バックルドの体制、チーム体制を一新したフォルクスワーゲンRXスウェーデンはヨハン・クリストファーソンとアントン・マルクルンドというコンビだ。また、名門オルスベルグMSEはケヴィン・エリクソンとニクラス・グロンホルムというフレッシュな組み合わせとなっている。
EKSチームはマティアス・エクストロームに加え、今季はトーマス・ヘイッキネンがチームメイトに選ばれている。ALL-INKL(オールインクルーシブ・コム)ミュニッヒ・モータースポーツは、かつてWTCCに参戦していたときから関係の深かったセアトにマシンをスイッチ、ルネ・ミュニッヒとレイニス・ニッティスがイビーザRXを駆る。
2016年の世界ラリークロス選手権スーパーカークラスへの参戦を表明しているドライバーは以下のとおり。ドライバーの名前の前の数字はカーナンバー。
■チーム・プジョー・ハンセン(プジョー208 WRX)
21.ティミー・ハンセン/9.セバスチャン・ローブ
■フォルクスワーゲンRXスウェーデン(VWポロRX)
3.ヨハン・クリストファーソン/92.アントン・マルクルンド
■オルスベルグMSE(フォード・フィエスタST)
96.ケヴィン・エリクソン/68.ニクラス・グロンホルム
■フーニガンレーシング(フォード・フォーカスRS RX)
43.ケン・ブロック/13.アンドレアス・バックルド
■ワールドRXチーム・オーストリア(フォード・フィエスタST)
7.ティムール・ティメルジャーノフ/6.ヤニス・ボウマニス
■EKS RXチーム(アウディS1 RX)
10.マティアス・エクストローム/57.トーマス・ヘイッキネン
■ALL-INKLミュニッヒ・モータースポーツ(セアト・イビーザRX)
77.ルネ・ミュニッヒ/15.レイニス・ニッティス
■PSWRX
1.ペター・ソルベルグ(シトロエンDS3)
■ロビン・ラーソン
4.ロビン・ラーソン (アウディA1)
■JRMレーシング
33.リアム・ドラン(MINI RX)