WRC2016/05/17

VW、ポルトガルもエキサイティングな戦いを予感

(c)VW

 フォルクスワーゲン・モータースポーツは、前戦ラリー・アルゼンチンで優勝を逃し、連続勝利記録をストップすることになったが、今週のラリー・デ・ポルトガルからふたたび新しいチャレンジを開始するつもりだ。

 VWは昨年もアルゼンチンが不振な結果に終わったあと、ポルトガルで表彰台を独占、パワーステージでも1-2-3を達成して、完璧な勝利で選手権の流れを掌握することになった。チーム代表のヨースト・カピトは、昨年のようなリザルトを望みつつも、ライバルチームが進化している気配を感じており、これからの戦いがいっそうエキサイティングなものになると予感している。

「昨年のポルトガルで我々は1-2-3を達成、さらにパワーステージでもトップ3タイムを獲得し、ポロR WRCでこれまでで最も成功したラリーを楽しんだ」とカピトは語った。

「世界ラリー選手権でこのように最大ポイントを獲得できることは稀だし、とくに今シーズンはすでに、ラリーがいかにエキサイティングなスポーツかということを、我々は最近のアルゼンチンで目にしている」

 アルゼンチンにおいてVWのイベント連勝記録は12回でストップし、パワーステージ連勝記録も15回でストップした。記録は途絶えたものの、カピトは気持ちを新たにゼロから新しいチャレンジを開始するつもりだ。

「ラリー・デ・ポルトガルにおいても、4つのマニュファクチャラー全てが順位のためのエキサイティングな戦いに絡んでくると確信している。このラリーを特別なものにしている数え切れないほどの情熱的なファンにとっても、それは報いとなるだろう」