WRC2016/04/12

VWがポロWRC2017のコンセプトイラストを公開

(c)VW

 フォルクスワーゲン・モータースポーツは12日、2017年に登場する新しいポロR WRCのイメージイラストを公開した。

 新WRカーは、これまでより25kg軽く、50mmワイドなボディになり、エンジンもこれまでより60馬力も上回る380馬力のパワーが許される。VWは昨年の夏から現行モデルを改良したプロトタイプマシンでテストを行ってきたが、いよいよ今月から2017年の新規定に従って製作されたフルスペックのポロR WRCのテストを開始する予定だ。

 VWは新しいポロR WRC2017の開発が重要な段階に入ったことを表明するとともに、ビジュアル・コンセプトを公開した。

「2017年のWRCレギュレーションは多くのスペクタクルな技術革新を世界ラリー選手権にもたらすことを約束する」とVWモータースポーツ・ディレクターのヨースト・カピトは語った。

「未来のWRカーにはチームが近年蓄えることができたすべての経験を組み込む予定だ。それらはよりダイナミックであると同時によりセーフティになっている。我々は現在、ポロR WRCの次世代のマシンの開発に取り組んでいるが、これから来年のシーズン開幕までの期間は、これまでの2台と同様に成功作にするには可能なかぎり前もって最高の前提条件を達成することが必要となる」

 VWによれば、新たな技術コンポーネントについてはすでにさまざまな試験を受けてきたものの、ポロR WRC 2017の外観などについては、2017年のラリー・モンテカルロでのデビューを目指して、今後、さらなるテストを繰り返すことによって変化することになるという。