●ランデ・インタビュー

「ランデには僕が持つ経験を細部まで伝えた」

ジュリアン・イングラシア

イングラシアは、オジエのコドライバーとして168戦のWRCに出場し、その半数をはるかに越える91回の表彰台、そして54勝を飾って昨年末にそのキャリアを閉じることになった。イングラシアは、オジエから復帰の要請があったのを断ったことを明かしたものの、新しい若手に自らの経験を教えるためにラリー・ジャパン前に来日したとコメントした。

「実は、セブは僕に『ラリー・ジャパンでコドライバーに復帰してほしい』と頼んできた。だが僕はもう引退しているし、今年のRally1カーの経験もない。日本はトヨタにとってホームイベントだし、当然、優勝が期待されている。そのラリー・ジャパンでセブと一緒に勝つという仕事ができるのは、自分ではなくヴァンサンだと思った。彼は真面目で、とても熱心だ。彼には僕が持っている経験を細部まで伝えてある」

イングラシアは、数日間ランデとともに日本で過ごしてオジエのスタイルやラリーへの準備に関しての細部をランデに伝え、ラリー・ジャパンが開幕する前に帰国した。