WRC2018/05/10

ギル、フィエスタR5でサルディニア以降の5戦へ

(c)APRC.tv

 インドのガウラブ・ギルは、ラリー・イタリア・サルディニアから全5戦の世界ラリー選手権プログラムを開始する。参戦マシンは、これまで3度のAPRCチャンピオンをともにしたシュコダのファビアR5ではなく、フォード・フィエスタR5となる。

 ギルによれば、サルディニア以降、ターマックラウンドに関してはスキップすることになり、いまのところラリー・フィンランド、ラリー・トルコ、ウェールズ・ラリーGB、ラリー・オーストラリアの全5戦への出場が計画されるという。MRFタイヤはターマックラリーのタイヤをもたないため、来年のホモロゲーションとWRC2参戦にむけて開発が行われることになるようだ。

「シュコダではないが、同じR5マシンなので大きな違いはないと思う」とギルは語った。

「世界ラリー選手権については本当は数年前にやりたかったことだが、スポンサーを見つけてそれを実現することはインドではなかなか難しいことだった。しかし、海外でも僕は存在感を示すことができると自信をもっていたので、MRFタイヤを説得することができた。彼らは世界市場でのプレゼンスを確立するという野望を持っており、しばらく時間はかかるかもしれないが、僕らはラリーの頂点で競争するという同じ目的のために戦う」

「イベントへの参戦とともに今年はできるだけ多くの走行距離を積み重ねる。そのためにも集中的なテストスケジュールが予定されている。今年は私とタイヤのためのデータ収集と研究開発だけになるだろう。僕のスピードに関しての不安はないが、ステージを体験して、それをタイヤと僕とマシンというパッケージの改善にうまく役立てることが重要になる」