WRC2017/07/01

クラッシュしたラッピ、土曜日のリスタート断念

(c)Toyota

 エサペッカ・ラッピは、ラリー・ポーランドの高速ステージでパフォーマンスが期待されていたが、金曜日の朝のループでクラッシュ、修理不能のために惜しくも初日でリタイアとなってしまった。

 連続してトップ5以内のタイムを記録し総合5位につけていたラッピは、SS4の17km地点でインカットした際にペースノートに記載されてなかった岩に右フロントタイヤをヒット、サスペンションを破損して走行不能となったためマシンを止めることになった。

 サービスに戻されたヤリスはタイヤが曲がっているだけで、土曜日のリスタートは可能とも思えたが、ボディへの修理不可能なダメージがあることから、土曜日の再出走を断念することになった。

 ラッピは長い距離を走って経験を積みたかったと悔しさをつのらせている。

「ステージは泥でかなり滑りやすい状態でしたが、クルマに対して良いフィーリングを感じ、セットアップにも満足していたので、気負わず良いペースで走る事ができていた。しかしSS4の緩い右コーナーでイン側をカットした際、自分のペースノートには記されていなかった岩があり、それに当たってサスペンションを破損してしまった。長い距離を走れば、更に成長できると確信していたのでラリーを続けられなくなって残念だ。完全に自分のミスだよ。これを今後の教訓にしたい」