オリヴァー・ソルベルグは、4月以降これまで2か月にわたってDiRT Rally 2.0によるオンラインゲームとして開催してきた「ソルベルグ・ワールドカップ」が先週末のラリー・ポウィス(英国ウェールズ)で最終戦を迎えたことを報告、スウェーデンの20歳の学生ロビン・ジョンソンが総合優勝を飾ったと発表した。
ソルベルグ・ワールドカップは4月13日に開幕した第一戦ラリー・モンテカルロ以降、ラリー・ヴェルムランド(スウェーデン)、ラリー・アルゴリス(ギリシャ)、ラリー・ニューイングランド(米国)、ラリー・ヤムサ(フィンランド)を戦い、先週末のラリー・ポウィスでシーズン最終戦を迎えていた。
ソルベルグ自身はラリー・ポウィスの最終ステージでインターネット接続が切れてリタイアしたにもかかわらず、1万6706台のエントリーの中で総合35位でシーズンをフィニッシュしており、全6戦のうち4戦を制して総合優勝に輝いたジョンソンを祝福している。ジョンソンは今後、シアトルのDrtFishラリースクールに招待され、オリヴァー・ソルベルグから本物のラリーカーのドライブのレクチャーを受ける。
ソルベルグは1万6000台を超えるエントリーがあったことに感謝を述べるとともに、シアトルのDartFishラリースクールでジョンソンとマシンに乗ることを楽しみにしていると語った。
「6戦のラリーのうち4戦で優勝し、総合優勝を果たしたロビン・ジョンソンに、おめでとうと言いたい。ロビンは非常に速かった」とオリヴァーは語った。
「ソルベルグ・ワールドカップの間、彼はずっと速く、プレッシャーも大きかった。正直に言って、非常に印象的だったよ!」
「シアトルのDirtFishスクールで、僕たちはきっと楽しい時間を過ごせると思う。そこはマシンのドライビングを習いに行くには最高の場所だからね。近いうちにロビンに会って一緒にドライブができるのを楽しみにしている。また、総合トップ3入りを果たしたルーカス・マテヤーとヨナサン・シェイファーも素晴らしい走りをみせてくてた。参加してくれた16,000人以上の皆に感謝したい」
ヴェルムランド、ニューイングランド、ヤムサに続いてポウィスで4勝目を飾り、まさしく圧巻のシーズンを終えて王者に輝いたジョンソン(写真)は、本格的なゲームリグではなく、ゲーム用に市販されている意外にも普通のステアリングと床におかれたアクセルとブレーキペダル・ボックスを公開、特別な機材に投資しなくても世界最速になれることを証明している。
ソルベルグの長年のファンだというジョンソンは、ソルベルグ・ワールドカップの優勝を「夢がかなった」と表現した。
「ソルベルグ・ワールドカップ優勝!信じられないよ! シアトルでオリヴァー・ソルベルグと一緒に本物のラリーカーをドライブする機会を得られるなんて、夢のようだ。これを可能にしてくれたダートフィッシュ、ソルベルグ・ファミリー、パートナー企業に心から感謝したい!」