WRC2018/06/03

タナク、「選手権の鍵を握る一戦になる」

(c)Toyota

 トヨタGAZOOレーシングのオット・タナクは、シーズン折り返しとなる今週末のラリー・イタリア・サルディニアが今年の選手権の鍵を握ることになると語った。

 タナクはトヨタに移籍後、ラリー・アルゼンチンで初優勝を飾り、ドライバーズ選手権では28ポイント差の3位に迫ったが、前戦ラリー・デ・ポルトガルでは初日にエンジンを壊してリタイアとなり、選手権3位はキープしたが47ポイントへとその差は広がってしまった。

 タナクは1年前のサルディニアでキャリア初優勝を飾っており、選手権のいい流れを掴むためにも今年のサルディニアでもポディウムの頂点を狙っている。

「昨年WRC初優勝を果たしたサルディニアは、僕にとって特別なラリーだ。今回も最上位のリザルトを期待しているし、きっと選手権の鍵を握る1戦となるだろう」とタナクは語った。

「前戦ポルトガルは望んでいたものではなかったし、計画どおりの結果にならなかったので、今回はできるだけ多くのポイントを得ることが重要になる。ラリーに向けて可能な限りしっかり準備をすることを心がけたし、チームも本当に一生懸命作業を行っている」

「クルマのパフォーマンスには心底満足している。アルゼンチンで非常に速く、ポルトガルでも良いフィーリングだったからね。しかし、僕らはいま、サマーホリデーの前にその速さを結果に結びつける必要がある」