ヒュンダイ・モータースポーツのオイット・タナクは、新しいピレリタイヤに慣れるためにはしばらく時間が必要になると語った。
2021年の開幕戦モンテカルロに向けて各チームは、新しいピレリのタイヤに慣れ親しんでいくことに苦労しながら取り組みを開始している。
タナクは雪が舞うフレンチアルプスのターマックでヒュンダイi20WRCクーペで初めてピレリを試し、十分に行けるという手応えを得たものの、開幕戦モンテカルロではチャレンジが待っているだろうと語り、気を引きしめていた。
「モンテカルロは、タイヤが完全に一新された状態で臨むには正に最高の場所だね」とタナク皮肉を込めて語っている。
「タイヤについて多くを語るにはまだ早すぎる。間違いなくもう少し時間が必要だ。僕はテストのために一日費やしたが、スラッシュと溶け出した雪の中というタイヤの限界を見極めていくには難しい厳しいコンディションの中だった。明らかにタイヤは違うものだからね、習得していくにはまだまだ時間がかかりそうだ」
今後4年間にわたるコントロールタイヤのシナリオを理解した上でタナクは来るシーズンについて現実的な捉えている。
「すべてのコンディションに完璧に対応できるタイヤはない」とタナクは語る。
「何にでもそれぞれプラスとマイナスの要素があり、それはピレリにも当てはまる。でも僕たちは皆同じタイヤで走る」
「自分たちのこれまでの経験を活かしてベストを尽くし、また可能な限りのフィードバックを提供できるように、すべてがうまく機能してスウィートスポットを見つけられることを期待したい」