WRC2016/11/21

フォルクスワーゲン、通算43勝でWRCにさよなら

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(c)VW

 フォルクスワーゲンは、2013年のWRC復帰以来、52戦に参戦、43勝を飾り、4年間で勝率82.6%という大記録を打ち立ててWRCを去る。

 VWモータースポーツ・ディレクターのスヴェン・スミーツは、VWにとって最後のラリーとなったラリー・オーストラリアで1-2勝利という素晴らしい結果を残すことができたことを誇りに感じている。

「世界ラリー選手権にさよならを言う日が1-2勝利という素晴らしい結果になったことは感無量だよ。このような困難な戦いのなかでチーム全体がすべてを出し尽くして最後まで戦い抜くことができたんだからね」とスミーツは語った。

「WRCは本当に素晴らしい。いつまでも大きな家族のようだ。3年前にヒュンダイがドイツで初勝利を挙げた時に我々が祝って、今日は彼らが我々のために別れを惜しんでくれた」

「我々がWRCに何か足跡を残せたことを期待する、結果はそれ自体が物語っているはずだ。我々のブランドがいつまでも忘れられないことを願っているよ。WRCを去ることはとても残念が、こういう決断が下されることは現実にはあるものだ。これからの3年間は我々はもうここにはいないが、でも前を向いていくしかない」

 セバスチャン・オジエ、ヤリ-マティ・ラトバラ、アンドレアス・ミケルセンの3人のドライバーが2013年から2016年までに成し遂げた記録は次のとおり。

・マニュファクチャラー王座:4回(歴代4位)
・ドライバー王座:4回(セバスチャン・オジエ、歴代2位)
・コドライバー王座:4回(ジュリアン・イングラシア、歴代2位)
・通算勝利数:43勝(歴代6位)
・表彰台:87回(優勝43回、2位26回、3位18回)
・1-2 勝利:20回
・表彰台独占:4回
・ステージウィン:640回(958 ステージのうち)
・ステージの1-2-3:109回(1547ステージのうち)
・パワーステージ勝利:39回( 51回のうち)
・パワーステージの1-2-3:4回
・連続勝利記録:12戦連続(2013年オーストラリア〜2014年フィンランド、2015年ポルトガル〜2016年メキシコ)
・年間最多勝利記録:12勝(2014、2015年)