ERC2022/10/24

ボナートがスペインでヨーロッパ選手権初優勝

(c)RedBull Content Pool

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 ヨーロッパ・ラリー選手権の最終戦であるラリーRACC-ラリー・デ・エスパーニャは、ヨアン・ボナート(シトロエンC3 Rally2)のERC初優勝で幕を閉じた。

 ERCラリー・デ・エスパーニャは、WRCのスペイン・ラウンドと併催される形で、金曜日から土曜日までの14ステージのERCフォーマットで開催された。

 ERCラリー・デ・エスパーニャは今季、何度も表彰台を争ってきたボナートと新しいERCチャンピオンに輝いたエフレン・ヤレーナ(シュコダ・ファビアRally2エボ)の因縁の二人によるバトルとなった。

 二人はラリー・イスラス・カナリアスでは、最終ステージで同タイムに並び、規定によりヤレーナがボナートを抜いて2位となった。そしてラリー・デ・ローマ・カピターレでは、ボナートがパワーステージで0.3秒差でヤレーナから3位を奪い返した。

 チャンピオンとして母国ラウンドをスタートしたヤレーナは、金曜日の朝に行われた開幕ステージを制したが、その後はボナートのペースについていけず、ボナートはSS3で首位に立つと、その後は一度もリードを許すことなく2日間にわたってトップを守り続けた。ボナートは、キャンセルされた2つのステージを除き12ステージのうち7ステージでベストタイムを奪う強さを見せ、ヤレーナに13.8秒差をつけてラリーを制した。

「本当にうれしいよ。この勝利に感謝したい人がとてもたくさんいるんだ。チームスタッフ、コドライバー、パーフェクトなタイヤを与えてくれたミシュラン。素晴らしいリザルトになったよ」

 優勝を逃したものの、ヤレーナに落胆した様子はない。「ラリー中、雨やギヤボックスのトラブルなど、少し不運なことがあった。でも、ここは初めてなので、自分たちのパフォーマンスには満足している」

 チームMRFのチームメイトであるハビエル・パルド(シュコダ・ファビアRally2エボ)がヤレーナをに続いて3位で表彰台を獲得、選手権2位でフィニッシュすることになった。

 シトロエンの元ファクトリードライバーであるチェビー・ポンス(シュコダ・ファビアRally2エボ)は金曜日のパンクのために4位となった。

 ERC4は、スペイン・モータースポーツ連盟が支援するオスカー・パロモ(プジョー208 Rally4)がタイトルを獲得、ERCオープンはジョアン・ビニエス(スズキ・スイフト Rally S)がタイトルを獲得した。