WRC2017/06/01

ミケルセン、サルディニアにむけてC3を初テスト

(c)Citroen

(c)Citroen

 アンドレアス・ミケルセンは、ラリー・イタリア・サルディニアにむけて水曜日に初めてシトロエンC3 WRCをテストした。

 ミケルセンは、来週末のサルディニアにおいてカーナンバー9をつけたC3 WRCを駆って、今季初めてのWRカーでのラリーに挑むことになっている。

 いまのところシトロエンとミケルセンの約束はサルディニアのみのようだが、彼はこの一戦が来年のトップチーム復帰のチャンスにつながると信じている。

「やっとWRカーのドライブが現実になった。新しいレーシングスーツとクルマ、そして新しいWRカーだ! C3 WRCはただただ信じられないクルマだった!」とミケルセンは興奮したように語った。

「これこそが僕が待ち望んでいたマシンだし、やっとトップレベルのラリーに帰ってくるチャンスがやってきた。はっきりいって、僕の今年の選手権はだめになったので、来年こそはWRCのトップチームにいることが重要になる。トップレベルに戻るチャンスが生まれることを願っているし、C3 WRCのデビューが待ち遠しくてならないよ」

 ミケルセンは昨年、フォルクスワーゲン・ポロWRC 2017 のテストを行っており、先日はヒュンダイi20クーペWRCのテストも行っている。しかし、彼は最新WRカーでの初めての実戦は別モノになると考えており、サルディニアには慎重なアプローチが必要になると考えている。

「期待はしないほうがいい。一日目は走行ポジションが味方してくれるが、このクルマに長い時間乗っているライバルたちはきっとものすごく速いペースだろう」とミケルセン。

「僕自身の速さは確信しているが、同時にクルマから正しいフィーリングを感じられなければ、クルマのことが完全にわからないということだ。限界まで攻めるのは少しリスキーになるよ」