アンドレアス・ミケルセンは、今週末のラリー・イスラス・カナリアスでふたたびヨーロッパ・ラリー選手権に出場するが、楽な勝利は期待してはいけないと語った。
ミケルセンは、今月初めに行われたERC第4戦のラリー・ハンガリーにおいて1年ぶりにラリーに参戦したにもかかわらず、後続に1分半近い差をつけて圧勝を飾っている。彼はハンガリーのゴール後にはこのあとERCへの参戦する計画はないと認めていたが、ふたたびトップカーズ・ワールドラリーチームのシュコダ・ファビアRally2エボを駆ってラリー・イスラス・カナリアスに出場する。
ミケルセンは過去、2012年にラリー・イスラス・カナリアスにシュコダUKのファビアS2000を駆って出場、最終ステージを首位で迎えたもののミスファイファによってヤン・コペツキに優勝を譲っている。
「ハンガリーは今年初めてのラリーだったが、正直、ラリーシーンから長い間離れていたようには感じなかった。腕が錆びた感じは全くなかったし、全てが普通に感じた」とミケルセンは語った。
「僕の希望は世界ラリー選手権だけど、今のところそれは難しい。ERCは競争が激しく、自分の可能性を発揮できる。いまの自分にはERCを走るのはいいテストにもなる」
ミケルセンはカナリアスのようなターマックでは僅差の勝負になると予想している。
「もちろん、ラリーで走るときには常に勝つことを期待しているが、カナリアスはハンガリーのように簡単にはいかないと思っている。ハンガリーでの経験はなかったが、あのようなターマックの経験はたくさんあったし、路面を覆う枯れ葉がグリップにどのように影響するかを僕はよく知っていた」
「しかし、カナリアではステージが良くてグリップが一定しているので、道がレースコースのようになっている。このタイプのラリーではタイム差はかなり近いものになるし、簡単に勝てるとは思っていない」