WRC2018/05/03

ミーク、新しいジオメトリーは正しい方向性だった

(c)Citroen

 シトロエン・レーシングのクリス・ミークは、ラリー・アルゼンチンでシャシーのアップデートが行われたことでC3 WRCのコントロールは新たなレベルになったと感じている。

 シトロエンは昨年、C3 WRCのハンドリングに欠点があることを認めて、さまざまな路面条件におけるパフォーマンスを完全するためにリヤアクスルのジオメトリーを変更している。

 ミークはアルゼンチンでポディウム圏内を争っていたが、土曜日の最終ステージでパンクのために大きく後退することになった。結果にはつながらなかったが、彼はシャシーのアップデートによってマシンの一貫性が向上したことを認めた。

「これまでもスピードはあったが、いつもコントロールしていた感じではなかった。それがアップグレードが導入されたことでこれまでよりずっと一貫性が高まった」とミークは語った。

「この週末は表彰台を獲得するために戦っても自信を感じていたよ。いつも状況をコントロールできていたので、この方向性で進まなければならない」

 ミークは、アップグレードがさらなる速さを引き出すことにはならなかったが、自信が増えたことでより速いタイムを狙ってプッシュすることができたと語った。

「新しいジオメトリーに変更されたことでタイムが上がるわけでないが、スピードとタイムを生み出す自信を与えてくれる。このラリーの前までもいいタイムを出すことができたが、クルマはずっとナーバスだったし、クルマに乗せられているように感じていた」

 シトロエンは、次戦のラリー・デ・ポルトガルの前にグラベルテストを予定していなかったため、ミークはさまざまなセットアップを試す機会としてアルゼンチンの最終日の3ステージを使うことに決めた。

「最終日はいい一日だった。ポルトガル向けのセットアップテストを試して有意義だった。しかし、フィーリングはよかったが、やはり結果を残すことができなかったフラストレーションだけはあるよ」