WRC2016/11/24

ラトバラ、フォルクスワーゲンに残留か?

(c)VW

 ヤリ-マティ・ラトバラは、来季もフォルクスワーゲン・モータースポーツに留まり、新しいポロをベースとしたグループ R5マシンの開発に専念するかもしれないとの噂が流れている。

 VWは 2016年をもってWRCのワークス活動から撤退するものの、これまで以上にカスタマープログラムを強化することを決定しており、2018年からの供給開始をめざしてポロのR5マシンの開発を宣言している。

 ラトバラはフィンランド・コネクションによってTOYOTA GAZOO Racingへ移籍することが決定的とも見られていただけに意外にも思える噂話だが、この情報はVWの関係者からWRCプロモーターに近い筋にもたらされたとも言われており、さらに情報筋はVWが3年後の2020年に見直される新しいWRカーのレギュレーション次第ではふたたびWRCに帰ってくる可能性もあるかもしれないと伝えている。

 また、ラトバラはトヨタのほかにもMスポーツとの話し合いを行っていることをオーストラリアで明かしていたが、月曜日、マルコム・ウィルソンがすでにラトバラを候補から外したとの噂が流れている。これに対して彼のマネージメントを担当するティモ・ヨウキはMスポーツが来季体制を決定したという事実はないと否定している。

 来季のトヨタの体制については、すでにユホ・ハンニネンが全戦出場の契約を交わしており、さらにエサペッカ・ラッピとの契約もすでに行われている可能性が高いと考えられている。