WRC2022/06/27

ラリー後会見、チームとドライバーたちは誇り

(c)Toyota

―ヤリ-マティ、30年前のトヨタと同じ1-2-3-4位という、チームにとって信じらないくらい見事な結果ですね。このイベントで圧倒的な強さを発揮した気分はいかがですか?

ヤリ-マティ・ラトバラ:「まず最初に、チームとドライバーたちを本当に本当に誇りに思っていることを言わせてほしい。ドライバーたちは、このラリーを走るうえで求められる、最速である必要はないが、最も賢くあることが必要だということ、それを完璧にこなしてくれた。こうした結果を得ることがいかに難しいことなのか、このサファリでこのようなことがあったのはもう29年前に遡る。サファリはクルマが試される場であり、今までの努力が報われ、我々のクルマが強いクルマであることを証明できたと思う」

―この週末に向けて多くの作業が行われたことを明らかですね、本当に見事でした。サルディニアから戻ったのが出発予定の1週間前、ここに来る前にクルマを3〜4日で仕上げてきたということだったでしょうか、その苦労について聞かせてもらえますか?

ラトバラ:「(サルディニアで)我々は問題を抱え、パフォーマンスも発揮できておらす、向こうでもいくつか問題があったから、このイベントの前のテストは非常に重要だった。シェイクダウンの時も、このイベントで確実に力を発揮するために、改善が必要なところ、変更が必要なことを学ぶことになった。最も素晴らしかったのは、エンジニアたちの対応というか、それが問題になるのを未然にふせいでくれることになった、というところだ」

―20年ぶりとなった昨年と比較して今年の2回目サファリ・ラリー経験についてどう思いますか?

ラトバラ:「昨年よりも難しかった、それはテレビで見てもわかるし、僕もステージに行ってみて、本当に厳しいトライアルだったと思った、ソフトグラベル、ハードグラベル、石、泥、雨。雪以外のすべての要素があった。そこで雪もあったらもう極端な話ではあるが、それでもコンディションに対応していかなくてはならない。選手権にはさまざまなタイプのイベントが必要だが、ただ一つ言えることは、ドライバーたちとって、フェシュフェシュのセクションは非常に狭いしで難しすぎる、フロントバンパーがボンネットやフロントガラスにフェシュフェシュの砂を巻き上げてドライバーが視界を確保できないからね」