RallyCross2018/11/25

ローブ、南アRXの予選初日トップ

(c)FIAWorldRallycross.com

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 FIA世界ラリークロス選手権最終戦の南アフリカ・ラウンドがケープタウンのキラーニー・インターナショナルレースウェイで開幕、チーム・プジョー・トタルのセバスチャン・ローブ(プジョー208 WRX)が初日をトップで発進することになった。

 チーム・プジョー・トタルは今季をもって選手権からの撤退を表明しており、チーム・ハンセンやローブの将来も不透明な状況だが、最終ラウンドでの勝利に向けてローブがQ1で一番時計をマーク、2番手にはチームメイトのティミー・ハンセン(プジョー208 WRX)が0.026秒差で続き、チームは好スタートを切った。

 ローブはQ2ではポールポジションからスタートしたにもかかわらずにトラフィックの影響から6番手タイムに終わったが、インタミディエートポイントではトップとなり、予選初日をトップで折り返した。また、Q2でも4番手タイムのハンセンが予選初日は3位で続いている。

「Q2はベストなスタートではなかった。ペターが魔法のようなスタートを決めて、1コーナーでリードを奪った。僕はトラフィックに少し苦しんで、そのあとは彼のダストのなかを走ったよ。しかし、僕はまだ予選のトップだし、総合的にはいいスタートの週末になった」とローブは語った。

 予選初日の2位につけたのはPSRXフォルクスワーゲン・スウェーデンのペター・ソルベルグ(VWポロR)だ。彼のチームはマシンを積んだコンテナ船がケープタウン港へ到着するのが大きく遅れ、レースをスタートできない危険性もあったが、やっと金曜日の夕方になってすべての機材がサーキットに運び込まれることになった。そのため彼とヨハン・クリストファーソンは初日のシェイクダウンをキャンセルすることになったが、特例で車検を土曜日の朝に延期してもらって無事に競技への参加を認められていた。

 Q1では4番手となったソルベルグはQ2ではクリストファーソンに続く2番手タイムで順調にレースウィークを滑り出した。いっぽう、クリストファーソンはQ1で技術的な問題に見舞われて2周目にスピンを喫したために16番手タイムに終わったが、Q2では復調した走りでトップタイムを奪い、予選初日は6番手となっている。

 アンドレアス・バックルド(アウディS1)が予選初日4位、マティアス・エクストローム(アウディS1)が5位で続き、EKSアウディ・スポーツが4-5位を占めている。