WRC2019/03/07

日本はWRC視聴者数で世界トップ6

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 FIA世界ラリー選手権のテレビ放送時間は、ここ数年で最も激しいタイトル争いとなった2018年に記録的な水準に急上昇した。独立系アナリストのニールセン・スポーツによると、セバスチャン・オジエ、ティエリー・ヌーヴィル、オイット・タナクのスリリングなトップ争いのおかげで、昨シーズンの13ラウンドで世界における放映時間は前代未聞の14,208時間まで増加した。

 2017年は約13,500時間だったが、昨年初めて14,000時間を突破した。2013年の5,900時間から比べると140%以上増加した。

 2018年2月の冬季オリンピックと6月と7月のサッカー・ワールドカップの影響があったにもかかわらず、WRCの世界的なテレビ視聴者数は2年連続で8億人を突破した。ニールセンの統計によると、昨シーズンは、WRCプロモーターがWRCの商業権を所有していた2013年と比較して36%増の8億2,379万人がテレビでチャンピオンシップを観戦した。

 2018年に最も視聴されたラリーは、モンテカルロ、スペイン、そしてオーストラリアだ。知名度の高いモナコでの開幕戦は、伝統的にシーズン視聴者数のピークだが、しかし、タイトル争いがクライマックスを迎えた最後の2つのラリーで視聴者数は再び急上昇した。テレビの視聴者数トップ6は、フランス、ポーランド、ベルギー、フィンランド、スペイン、そして日本だった。2010年以来となるチャンピオンシップラウンドを開催したトルコもまた、すぐにトップ10に入った。

 ニールセンは、デジタルおよびソーシャルメディアの強烈な数字も報告した。2018年にはWRCの公式プラットフォームで1億500万回以上ビデオが視聴され、13億回以上のオンライン・インプレッションがあった。WRCのデジタルプラットフォームのフォロワー数は1,000万人を超えた。