WRC2019/06/04

豊田チーム総代表がポルトガル勝利を祝福

(c)Toyota

 トヨタGAZOOレーシングWRTの豊田章男チーム総代表は、毎年苦戦を重ねてきたラリー・デ・ポルトガルにおけるオイット・タナクの勝利を喜ぶとともに、引き続き、ドライバーがもっと安心して走り続けられるクルマを追求していくことを誓った。

 先週末のポルトガルで、トヨタは金曜日を1-2-3態勢で終えながらも、最終的に優勝したタナクのみがポディウムに残るという厳しい試練との戦いになったが、ポルトガルではこれまで厳しい戦いを強いられていただけに、豊田チーム総代表は改善を積み重ねてきたチームの努力が実った戦いだったと評価、チームとタナクの勝利を祝福するメッセージを発表した。
(以下コメント全文)

前戦チリに続き、今度はポルトガルから、うれしいニュースが届きました。ファンの皆様、応援ありがとうございました。

WRC復帰以来、ポルトガルの地では毎年、苦戦を重ねてまいりました。3度目の挑戦となった今週末は、序盤戦では3台のヤリスWRCがトップ争い続けながら、最終的に、タナク/ヤルヴェオヤ組が優勝を勝ち取ることができました。悔しさを力に変えて、改善を積み重ねてきたチームの努力が実った戦いだったと思います。タナク選手、ヤルヴェオヤ選手、そしてマキネン代表をはじめとしたチームのみんなありがとう!

ラトバラ/アンティラ組はサスペンショントラブルにより、途中でデイリタイアをせざるを得ませんでした。しかし、前半戦には、いつも以上に頼もしい速さを見せてくれていました。また、ミーク/マーシャル組はヤリスWRCに乗るごとに、その速さを増してくれていると思います。最後まで攻めの姿勢を忘れず走り続けてもくれました。シーズン後半戦、3台全てで結果を残せる戦いをしていきたいと思います。

我々はトミと共に、ドライバーがもっと安心して走り続けられるクルマを追求してまいりますので、ドライバーのみんなは、引き続き、ヤリスWRCを思い切り走らせてください。

ファンの皆さまも、引き続き、全力での応援をお願いいたします。次戦イタリアは、みんなの力で、最高の結果を勝ち取りましょう!

TOYOTA GAZOO Racing World Rally Team
チーム総代表 豊田章男