WRC2022/06/27

豊田社長、この素晴らしい結果はチーム力の賜物

(c)Toyota

 サファリ・ラリー・ケニアで1-2-3-4の偉業を達成したトヨタGAZOOレーシング。トヨタがサファリ・ラリーを制したのは今回で10回目。表彰台独占は2019年のラリー・ドイッチェランド以来、1-2-3-4フィニッシュは1993年のサファリ・ラリー以来となる。

 チームオーナーであるトヨタ自動車の豊田章男社長は、この素晴らしい結果が今まで積み重ねてきた“チーム力”の賜物だと感じられることが、なにより嬉しいと語った。(以下、コメント全文)

カッレ、ヨンネ優勝おめでとう!
エルフィン、貴元、セブ、1-2-3-4フィニッシュという素晴らしい結果をありがとう! アーロンは、初ポディウムおめでとう! TOYOTA GAZOO Racing初の4台上位独占は、厳しいケニアの道を、みんなが無事に帰ってきてくれたからこその結果です。“ラリーは、いかにトラブルなく走り切れるかがなにより大切”ということを、改めて強く感じました。もちろん無事に最後までクルマを運んでくれたドライバーたちの力は大きいですが、その裏にあるチームの力にも心から感謝したいと思います。

チームのみんなは前戦での厳しい結果に気を落とすことなく、ケニアへの準備を短時間でやりきってくれました。中にはケニアに入ってから完成させたパーツもあったと聞きます。サービスの合間にも、メカニックやエンジニアが悪路対策などの知恵を出し合い、ラリーがスタートしてからもサファリの道に対応するための改善を繰り返してくれていたそうです。“もっといいクルマづくり”を“走りながら”“道の上で”実践してくれるチームを本当に頼もしく思います。

優勝したカッレは、初日にコースオフしクルマを破損していました。チームの多くが心配する中メカニックたちは「大丈夫!なおせる!」と笑顔で言い、15分しかない中でクルマを元通りにしてくれていました。初日のビハインドからでも優勝するカッレの運転も素晴らしいですが、あっという間にクルマを直してしまうメカニックたちの腕と自信も本当にすごいと思います。今回、この素晴らしい結果が今まで積み重ねてきた“チーム力”の賜物だと感じられることが、なにより嬉しいです。

ファンの皆さまの声援もやはり、チームにとって大きな力となっています。いつも、ありがとうございます。2022年シーズンは次から後半戦に入ります。引き続き、ご声援をよろしくお願いいたします。

追伸
現地応援に駆けつけてくれたトヨタケニアのみんなもありがとう! みんなに迎えられ、サファリ・ラリーも我々のホームラリーとして戦えました!