ERC2023/03/15

アラウージョ、複数骨折のため2度の手術へ

(c)Armindo Araujo

 先週末にポルトガルで行われたERC開幕戦のラリー・セーハス・デ・ファフェでクラッシュしたアルミンド・アラウージョは複数の骨折をしていたことを発表、2度の手術を受けることになったと明かした。

 3年連続のポルトガル・チャンピオンで2度のプロダクションカー世界ラリー選手権(PWRC)チャンピオンに輝いているアラウージョは、雨によって滑りやすいコンディションとなったSS7でパンクを引き起こして立ち木に激しくクラッシュ、彼のシュコダ・ファビアRally2エボはフロントを大破、衝撃でエンジンが完全に脱落するほどの酷い状態だった。

 ステージはすぐにキャンセルとなり、すぐに救急隊が駆けつけ、アラウージョとコドライバーのルイス・ラマーリョは病院に搬送されている。検査の結果、アラウージョは左手指の骨折、肋骨数本、脊椎骨折を負った。ラマーリョは足の骨折と肋骨の骨折を負ったが、二人とも内臓にはダメージがなかった。

 アラウージョは自身のソーシャルメディアにおいて、多くのメッセージや応援の言葉に感謝の意を表している。

「さまざまなメッセージをもらっているが、まだ誰にも返事する時間がない。- この事故は非常に深刻で、私とルイスに肉体的な影響を及ぼした。僕に関しては、指の骨折、背骨の骨折、肋骨の数本がある。ルイスは足を骨折し、肋骨を損傷している。完全に回復するまでにはリハビリを待たなければならないが、それを除けば大丈夫だ。どうぞみなさんを安心してほしい」

「週明けには、2つの手術を受ける予定だ。ひとつは手、もうひとつは背骨の手術だ。できるだけ早くレーシングスーツを着てマシンに戻り、みんなが大好きなことをできるように準備したい」