WRC2022/12/07

ウィルソン、タナクとともにタイトルに挑むと宣言

(c)M-Sport

 Mスポーツのマネージングディレクターであるマルコム・ウィルソンは、オイット・タナクの復帰により、Mスポーツ・フォード・ワールドラリーチームは来季の世界ラリー選手権のタイトル争いのチャレンジャーになることができると自信をみせた。

 ウィルソンは、2019年の世界ラリーチャンピオンの2023年の契約を確認し、10年以上もの親交のあるタナクがワールドチャンピオンとしてチームに戻ったことへの喜びを語った。

「オイットのジュニア時代から彼のキャリアを近くで見てきたし、過去10年間の彼の功績の一端を担えたことを誇りに思う。彼はドベンバイ・ホールの施設を見学し、グレイストーク・フォレストでプーマをテストしている。オットの最初の感想は、2023年の世界選手権に挑戦できると確信している、というものだった。オットが数日間滞在したことで、ラリーで勝利するために必要なレベルがはっきりしたよ」

 チーム代表のリチャード・ミルナーは、次のように述べている。

「オイットがMスポーツのレーシングスーツで戻ってくることは、ドベンバイ・ホールの全員にとって重要な出来事となるはずだ。2023年の目標は、我々にとってもオイットにとっても明確で、2023年のドライバーズ選手権を制覇することだ。この目標を達成するためには、多くのハードワークとエネルギーが必要だが、チームはこのチャレンジに対する準備と覚悟ができている。オイットのようなドライバーがいることが、2023年に我々のポテンシャルを最大限に発揮し、前進するために、チームの精神と欲望を高める鍵となるのだ」

「我々は2022年にプーマで多くの経験を積み、マシンの長所を知っている。我々が望む結果を得るために、オイットがそれを運転するのにふさわしい人物であると確信している」