WRC2019/08/13

オジエ、エンジンがアップデートされたC3をテスト

(c)Citroen

 セバスチャン・オジエは、ラリー・ドイッチュランドにむけて月曜日からモーゼル河畔のターマックステージにおいてシトロエンC3WRCをテスト、このマシンには新たに投入されるアップデート仕様のエンジンが搭載されている。

 シトロエンは前戦ラリー・フィンランドにおいて新しい仕様のフロントデファレンシャルを投入、オジエは金曜日夜に激しい腹痛による体力消耗で5位に終わっているが、チームメイトのエサペッカ・ラッピが2位でフィニッシュしており、終盤戦にむけてマシンの対策も少しずつ進んでいる。

 すでにラッピは6月にドイツのターマックにおいてC3 WRCのテストを行っているが、オジエはドイツから投入される予定の新しいエンジンの準備を待って、昨日からテストを開始したようだ。

 オジエは先週、ドイツにむけた今回のテストが非常に重要になると SNSでコメントしていた。

「フィンランドは厳しい週末だった。僕らはトヨタの裏庭で彼らを破りたいと期待していたが、表彰台にも届かず、ベストタイムを奪うこともできず、そして最終日にはポジションを落として5位でゴールすることになった」とオジエは語った。

「もちろんスタートから5位を狙っていたわけではない。土曜日には体力を消耗してしまい、ラリーを通して体調が悪かったのは事実だが、かなり回復した日曜日もポジションをキープできるほどの十分なスピードはなく、パワーステージで大きなポイントを獲得することもできなかった」

「僕らは将来にむけて取り組むことは多いし、言い訳をするつもりはないが、ドライビングですべてを出し尽くしたい。僕とC3の関係を改善しなければならないとの僕の考えだが、不足しているスピードを僕は理解している。今度のラリー・ドイッチュランドにむけて、来週、非常に重要なテストを行う。再びパフォーマンスを取り戻し、勝利のために戦うことが重要になる。最高のポジションでフィニッシュできるよう、このテストでできるかぎりのことを行うつもりだ」